【読書メモ】迷走する両立支援 ~その1:第一章:育児休業、その後
こんにちは。今日はものすごい風です。
明日は雪かもって!寒いはずだ!
小さい人が寝ている間に書いちゃえ!と本日2つめの記事にトライ。
(と、昼間に書いていたのですが、結局なんだかんだで夜になる。。まぁ育児しながらだとそんなもんですよね。←おぉ、ママっぽい!)
前回の記事、引用のつもりの斜体が、後半そのままになってるよ、とのご指摘も頂いたり、反応があるって嬉しいですね☆(おはずかしい・・^ー^;)
ていうかIEだと日本語フォントが斜めってるのかどうか、分かりにくいよぅ!HTML編集すべしなのかしら?!プレビューも使いにくいなりよ~(すいません、ちゃんとヘルプとか読まないと、ですね)
たぶんいろいろ他にも、惜しい感じは満載かと思いますが、まぁおおらかに見てくださるとありがたいです。(わぁ!ブログっぽい!ぽいよ!)
さて、この本についての引き続きメモメモ。
『迷走する両立支援 いま、子どもをもって働くということ』
萩原久美子著、太郎次郎社エディタス、2006/7/20初版
そうだ、そもそもの経緯は、こちらなのです。
こべにさんkobeniの日記
「迷走する両立支援」対談をまとめた電子書籍を出します/発刊にあたり思うこと
私はこべにさんの隠れファンでもあるので、リンクさせてもろていいですか~とドキドキしながら連絡してみて、お返事もらってワーイとなっていました。(ミーハー)
というかネット歴XX年にして、ようやく「トラックバック」て意味を認識しましたよ! (使い方はいまだよく分からず・・まぁぼちぼちと~)
さてさて。読書メモに戻ります。
そもそも先達の皆様がたくさん感想を書かれているので、いまさら私が書かずとも、とも思ったりもするのですが、 まぁいいや。あくまで自分メモってことで。
まずは第一章で印象に残った記述について。
<第一章:育児休業、その後 -退職へと誘われる母親>
■ワーキングマザーと呼ばれて
- P35, 育児休業から復職し、働きつづける母親に対する評価・処遇は、その職場であとに続く者に心理的なダメージを残す。職場がもつ問題を先送りしながら、結果的には退職者をだしていくことになる。
読書メモその0からの引き続きにもなるのですが、
第一章は母親の実体験を基に記載されています。
いろいろ難しい場面に出くわしながら、何とか両立したいと模索する母親たち。でもうまくいかない事例が多々。。
しかも、それは当人だけの問題ではない、と。
そうだよ、後に続く人への悪影響にもなるよ!うんうん!!
そしてそれは何も母親(女性)だけに限らないよな、といろいろなケースについても言及がなされていくわけであります。
■育児休業法はなにを守ってくれるのか
- P43, 育児休業はたしかに働きつづけるための制度であり、その意味で、育児休業を取得した人が復帰後に能力発揮できなければ、この制度の意味はないと言えます。けれども、この部分(復職後の処遇)に直接かかわるのは均等法です。
そうなのか!知りませんでした。。
あまりに無知なので恐縮ですが、ここまでくっきりと、育児・介護休業法と均等法の断裂があるとは、驚きでした。
法律の断裂や、海外との違い(特に男女均等に関する弱さ)等については、別の章でも詳しく記載されています。
■ブラックホール、低空飛行
- P43, 育児休業、その後。「働く母親」とくくられたとたん、その存在はブラックホールのようにあらゆる矛盾を吸いこみ、その結末だけを個々の母親自身に返していく。育児休業を取得したからなのか、子どもがいるからか、それとも能力や成果が不足しているからか、それを見きわめる指針もなく、ただ一人、納得のいく答えを求めて揺れる。なぜいま、私はここにいるのかと。
- P43, 復職するまでは育児・介護休業法が守ってくれる。でも、復職したら、"子どもがいて働けるだけでもありがたいだろう"と言われながら、あとは低空飛行を続けるだけ。
なんだか読んでてつらくなる、でもこれが現実なんだよなぁ、と次々に提示される実例達をくいいるように読んでしまいました。こ、これは体調を崩すという前評判(?)に偽りなし・・!
でもでも、ぜひ実際の実例を本で読むことをオススメします。ほんとに一人ひとり状況は違うけど、何とかしたい、と努力しつづけている、そんな姿が伝わる描写ばかりだと思います。
全ての人に有効な対策なんてないんだろうな、とは思いつつ、でももう少し、何とかならないんだろうか、とじれったくもなる。法律とか会社の制度とか職場の対応とかで、もう少し、の部分が何とかならないものか。
とまぁ、読んでてつらくなりましたが、これはすごい本だ、と早々に強く実感する、そんな第一章でありました。
(つづく)