azucho's diary

読書メモや、育児記録、ワークライフバランスについてのあれこれなどを書いています。だだもれ系です。

[育児][医療]予防接種あれこれ

「親になってから初めて知ったこと」はたくさんあるけど、予防接種のこともその一つだなぁと思います。

最初(いや、今でもか・・)、ほんっと、複雑で驚いた。こんなにたくさんあるのに、どうやってスケジュール組むのコレ・・というところから。

 

そもそも予防接種に関して、私は、いたって「フツーの親」感覚だと思う。別にめっちゃ熱心とも思わない、ごくフツー。

もちろんいろいろな主義主張の方がいると思うので、そういう部分は置いておいて。

私自身の基本姿勢としては、「ワクチンで予防できるものは、なるべく予防したい」というスタンス。でもまぁ一般的なスケジュールに従えばいいかな、くらい。

費用面では、定期接種で無料で受けられたらうれしいけど、任意接種で自費でも、万が一のことがあったらと思うと、必要なものは受けておきたい。

 

具体的にはこんな感じ

  • とりあえず定期接種はすべて受ける。(BCG, DPT, MR, ポリオ が完了)
  • ポリオの生ワクチンは怖いなぁと思ったけど、任意接種の不活化を組み込むスケジュール作成までは頑張れなくて、生ポリオを2回、受けた。(不活化ポリオは4回とかに渡っていて、なんとなくムリっぽいなと思っていた)
  • ヒブや肺炎球菌は公費助成が始まる前から自費で受けていた。(周りにもそういう先輩ママさん多かった。これは自費でも受けといた方がいいよ、的な)
  • おたふくと水ぼうそうは、「予防接種しててもかかるけど症状がマシ」と聞いて1回ずつ受けた。(ふーん、予防接種してもかかるんだ?自分が子どもの時は、かかったお友達にうつしてもらいに行ったなぁ)
  • インフルエンザ、一応うけとこう。。母ちゃんもかかると大変だし一緒に。
  • ロタはまだ承認前だった。(かかったら本人も家族も大変だし、受けるといいっぽい噂は聞いていた)
  • B型肝炎は、母子感染の恐れがある場合以外は不要らしい(そうなん?まぁそれならやらなくていいか)

 

同じころに出産した人や少し前に出産した人たちの話を聞いた感じでは、上に書いたような、うちと同様の接種状況の人は多かったように思う。

より「意識の高い」ママさんになると、不活化ポリオを自費で受けに、少し遠くの病院を探して行ったりもしてたイメージ。

 

私は妊娠中、ベネッセの妊婦向け情報誌みたいなのを購読していたので、そこにあるスケジュール表を参考にして、Excelを使ってスケジュールを立てた。というか父ちゃんにお願いして組み立ててもらった。

不活化ポリオを組み込まなくても、種類は本当にいっぱいあって、生ワクチンと不活化で間隔が異なって、しかも同時接種はムリだという前提だったから(当時の近所の小児科の方針だった、それ以外によく知らなかった)、接種後は間隔を空けなくてはいけなくて、キツキツなスケジュールになった。

体調不良などで少しでもズレたら、ほんと困るなぁと思いつつ、実際に接種する日にドキドキしながら熱を測りつつ、接種を進めていった。

1歳までにほとんど高熱を出さなかった子だったことは、ホントに単なるラッキーだったと思っている。

何回も病院に通わなくてはいけないし、大変だなぁと思ってた。当時は、予防接種と通常診療を分けていない小児科にかかっていたから、病気をもらってきそうで怖かった(人が少なさそうな時間帯を狙ったりしてた)。

 

やっとこさ、ひととおりを接種しおえたと思った時は、1歳4か月くらいだった。保育園に入る前に、なんとか打ち終えて良かった、と思っていた。

が、次は何歳の時に何が必要なんだろう?とか、本当にこれでちゃんと受けるべきものが漏れていないんだろうか?とか、なんとなく不安だった。これ実は今もそう。なんとなく、不安。よるべない感じ。

 

「かかりつけ医に相談を」とかよく目にするけど、実際には、相談してみても手ごたえがなかったり(お母さんの好きなようにしたらいいわよ~?!)、先生のポリシーによってものすごく違ったり(同時接種する/しない とかも)、そもそもかかりつけ医と予防接種医を分けた方がいいと聞いたり。ううむ。。どうしたら。。

 

役所でもらえる予防接種手帳は、ほとんど役立たないと感じていた。ヒブや肺炎球菌のことは(妊娠当時は任意接種だったから)何も書かれていなかったし、予防接種の種類と接種間隔を示した図表も、とても分かりにくかった。

小児科に置いてある、製薬会社がPR用に作ったパンフレットを見たり、自分でもネット等で調べてみようとしたけど、何を信じていいのか分からない、なんか知りたい情報が網羅されていない、わーわーどうなってるんだこれ、、と、パニックになりそうだった。

 

なんとかかんとかひととおり終わらせたと思ってた頃、B型肝炎感染が母子感染経路以外もありうるという話や、水痘(水ぼうそう)やおたふくかぜは「予防効果を確実にするために、2 回接種が必要」という話を見聞きするようになった。

つい最近では、B型肝炎も定期接種に組み込まれる方向、というニュースもあったし、水痘ワクチン2 回目の推奨接種期間を「5 歳以上7 歳未満」から「18 か月以上2 歳未満」に変更、というニュースも。

 

B型肝炎のこととか、水痘おたふくの2回目の接種のこととか、私は全く知らなくて、最近になってTwitterを通じて知った時はびっくりした。「意識の高い」ママさんからも、聞いたことが無かった。そして、できればB型肝炎や水痘おたふくの2回目も、接種したいなと思った。

 

B型肝炎、定期接種に導入されるとニュースで聞く前だったから、本当に必要なのか迷った。
いくつか付近の病院に聞いてみたら、「なぜ打ちたいのか、母子感染以外は無いのに」とか「うちでは大人にしか接種したことがない」とか、とりあえず冷たい反応が多し。。特に、まるで「神経質な母親だ」という感じに対応される時は、つらかった。なんで責められなきゃいけないのか。。というか、こちらも迷っているからこそ、いろいろ聞きたいのに、なんか話がかみ合わなくてしんどかった。防げるなら防ぎたい、てだけなんだけどなぁ。とりあえず相談しにくくて困った。

 

ヒブや肺炎球菌を、任意(すなわち自費)だった時も多くの人が受けていたように、情報を知っていたら多くの人が、B型肝炎も自費でも受けると思う。とにかく情報が少ないというか、偏っている気がする。なぜなんだろ。

 

予防接種、年々どんどん変わっていっているし、ほんと難しい。スケジュールを立てるのも難しいし、そもそもどれを受けたらいいのかも分かりにくい。同時接種してもらえる病院も限られている。ちゃんと小児科学会からも同時接種時の接種位置の通知とかも出てるのに。ほんとは諸外国みたいに、混合ワクチンが進めばいいんだろうなぁ。。

 

これから妊娠出産される方がいるとしたら、出産後に情報を集めるのはほんと大変だし(お世話に慣れるのに必死だし)、できれば妊娠中に勉強できたらいいと思う。

私の場合、出産後に新生児訪問で来てくれた保健師さんも親切な方だったけど、「まずはBCG(生後4か月頃)」としか言われなかった。。
たぶん、直近に出産する方々の場合は、これからは生後2か月のロタ(&その他ワクチンとの同時接種)が最初になるのでは、と思うから、新生児訪問だとかBCGだとかから計画をスタートしてたら、それでは遅いと思う。

 

 

ネットで情報を集めようとすると、それこそ玉石混淆で、惑いすぎて、もうよくわからん、考えるのいややわ、てなりがち(私だけ?)なので、そういうのは良くないなぁと思います。なので、現時点で参考になりそうなリンクを載せてみたいと思います。

覚書も兼ねて。

 

  • KNOW-VPD (小児科の先生等が集まって作成されているサイト。基本的な知識からしっかり学べそうだなと感じた)
    http://www.know-vpd.jp/index.php

 

 

    ※これ、PDFしかリンクがないのかな。PDFの置き場所のリンクが欲しいんだけどな。だって、更新されるたんびに、PDF名が変わるんだろうから。探しにくいよぅ!ちなみに小児科学会のホームページの最新情報から飛ぶか、検索窓に「予防接種 スケジュール」と入れて検索すると出てくる様子。画面左側バーの中に、スケジュールへの直接リンクがほしいなぁ。。

 

あと、予防接種に関するデマ(〇〇ワクチンを打つと不妊になるだとか)等も頻繁に出回ると聞いて、それも驚いた。そんなことして誰が得をするんだろう。。よく分からないな~。

 

 

ワクチンで防げるハズの病気になってしまったり、自分自身(あるいは子ども自身)が感染源になったり、いろんなことがありうると思うと、ちゃんと知りたいなぁと思う。が、何を頼ったらいいのか、ほんと迷う。

幼い子どもの予防接種については、親のポリシーが影響するし、まだまだ勉強の日々は続くなぁと思います。ふぃ~

正しい情報発信による啓蒙活動をしてくださってる方々に、感謝する日々です。

 

  

☆おまけ:実録、水ぼうそう2回目について聞いてみた!

ちょっと家からは離れてるけど、任意接種にも熱心だというウワサの小児科に、電話で聞いてみた!水ぼうそうの2回目について。

 

→とっても親切だった。。感動。

小児科学会の最新スケジュールのことをご存じだった。
それは小児科としては当り前のことなのかもしれないけど、なんとなく、まずそこで安心できるし、
こちらから「小児科学会の発表を見たので、大丈夫なハズなんですが」って感じで(素人判断ではないんです、ちゃんとした情報を基にしてるんです、なんか変なこと聞いてスミマセンみたいな申し訳ないような気持ちで)話をする必要がなくて、
ホッとした。

 

説明によると、

  • 今までは水ぼうそうにかからなかった時のためのブースターとして「5〜7歳(就学前とか)」と推奨していたとのこと。ただし、予防接種でも防げていない日本の現状なので、
    「水痘ワクチン2 回目の接種時期は、18 か月以上2 歳未満(初回接種後4〜12 ヶ月)が望ましい」、としたとのこと。
  • 水ぼうそうも、1回では万全ではないので2回の方向へ(風疹やはしかも同様の経緯で複数回接種になったらしい)。
  • 現状、1回接種後、かかることもある。(実際、周りでもよく聞く話だ。。)
    1回しておくと、かかっても軽く済むことが多いけど。
  • 1回打った後にかかった場合は、2回目の接種は不要。
  • 1回目接種後、6〜12カ月後を推奨。(私が問い合わせた病院のケース)
  • 1回の接種であってもかからない人もいるし、2回だから完全とも言い切れないけど、確実に効果は上がる。
  • あとは先生の主義とかもあるので(うぅむ、やはり)、かかりつけ医にも確認してみたらいいよ。

 

いろいろ教えて頂けて、ほんとにありがたい。


・・・わかった!ちゃんと相談できればいいんだ。安心できるもの。
だれに何を聞いたらいいのか分からない、聞いても冷たい(なぜだ・・)とか、とてもストレスなんだな~。
情報って、ありすぎても混乱するけど、やっぱり大事だと思うし、相談できるのも大切。当たり前だけど、再実感。

水ぼうそうのことを教えてくれた病院は、「また分からないことあったら電話での相談もお気軽に」って言ってくれた。本当にありがたいな。

 

私みたいな「フツー」の親でも、もっと、予防接種や医療に関する情報を得られやすくなって、より安心して子育てできるようになったらいいなぁと思います。

 

おわり