[育児] 母乳&ミルク育児、わが家の場合
こんばんは。ずっと書きたかったテーマです。
しかしなかなか書けず、追い込み作戦(?!)をすることにしました。↓
近々、母乳&ミルク育児に関するブログ記事を書きます。(←宣言して追い込む作戦、ふたたび?!) そして卒乳に関するブログ記事も書きたい。どれもあくまで「我が家の場合」だけど、少しでも誰かの参考になったらいいなと思うし、あの頃の私みたいに悩んでる人に届くといいなと思うから。
— azuazu1011さん (@azuazu1011) 9月 19, 2012
人それぞれいろんな考え方もあると思うので、あくまで「我が家の場合」をもとに、書いてみます。
~出産前~
なんとなく自分のことを、出産すれば母乳は出るタイプ、と思っていた(←根拠は全く無いw)。
「出産すれば母乳は出る、とは思うな」という文言を、出産関連の情報などで見聞きしていたにもかかわらず。
気持ちとしては、できれば母乳で育てられたらいいなぁ、いろいろ栄養面も良さそうだし、くらいに思っていた。でも母乳が出なくても残念がらないようにしよう、足りなければミルクを足せばいい。母乳でもミルクでもどっちでもいいや。(でも根拠なく「出るだろう」と思っていたw)
『完母(かんぼ:完全母乳)』なる言葉を聞いて、へぇ~、でもそんなこだわりはないや、と思った。「完母を目指す為に、母乳指導のある助産院を選んだ」という友人や、「完母の為のマッサージに通っている」という知人もいた。そこまではしないかなぁ、と思ってた。
~出産後~
入院中、私の母乳はあまり出ていないようだった。というか出ているのかどうかもよく分からないけど、授乳前後で赤ちゃんの体重を測るというやりかたで見てみると、たしか2グラム(!)から始まり、増えて10とか15グラムとかだった。徐々に増えているのかな?という感じはしたものの、助産師さんの指導のもと、毎回ミルクを足していた。
まぁこれは初産婦にはよくあることみたいだし、赤ちゃんの飲み方もまだ慣れていないから、というのもある。それにしても、若いママさんとは、おっぱいの張りが違うなぁと思ったりしていた。(20代前半のママさんは、入院中からカンカンに張って、吸ってもらわないとツライくらいになっていて、搾乳もしていた。)
退院時には、「徐々に母乳も増えるだろうから、様子をみつつ、しばらくはミルクと混合で行きましょう」と言われ、病院の割引を利用してミルク缶を買って帰った。
日中も夜中も、様子をみつつ、2~3時間おき(時には30分や1時間おきも!)に母乳後にミルクをあげる日々。
特に夜中は眠いし寒いし(秋生まれなので)、ミルクを作りに台所へいくのがとても辛かったり、哺乳瓶の消毒が大変だったり。
里帰りしていたので、母親がポットにミルク用のお湯を沸かしてくれたり、鍋で哺乳瓶の煮沸消毒をしてくれたり、何かと助けられた。
というか新生児の頃は昼も夜もないしね。2~3時間おきサイクル、という生活が昼夜問わずに続くわけで、まとまって寝られないのがツラい、でもホルモンの働きでなんとかもっている、感じ。
(もちろん赤ちゃんにもよる。いきなり朝まで8時間ねる赤ちゃんもいたりする。←知人の子)
そして我が家のおチビさんはショート・スリーパーだった・・(ナポレオンか!ってよくつっこんでたw)
ミルクは母乳よりも腹持ちがいいようで、ミルクの後の方が少し長めに寝てくれる気がした。 まぁ、母乳ってほんとのところ何グラム出ているかは分からないんですけど。(病院で測っていたみたいな精密な体重計は無いし、毎回そんな測定やってられないw いちおう毎日、沐浴前に体重計に一緒に乗って、だいたいで測定して、体重の増え具合はチェックしていた。)
小さく生まれたムスメは、小さいなりに、徐々に体重は増えているけど、ほんとにこれで大丈夫かな?という不安は常にあった。増えてる?増えすぎてない?
母乳でもミルクでもどっちでもいい、と思っていたはずなのに、
産まれてみると、「母乳がいい」という思いにどこかとらわれていた。
「完全に出なくなったらいやだな」と思ってた。
別に完全ミルクでも問題は無いはずなのに。
少しでもいいから母乳を、というのは、無意識の母乳信仰のあらわれなのかも。
自分自身や姉妹が赤ちゃんだった頃のことを「母乳とミルクの混合だったよ」、と実母から聞かされて、ホッとした。私達なりにすくすく育ってるもん。
でも、いざ自分の母乳が足りなくてミルクを足すという段になると、
「これをきっかけに、完全ミルクになったらどうしよう、出なくなったらどうしよう」と怖くて、おそるおそるミルクをあげていた。
ほんとに10cc単位の調整をしていた。「前回まで30ccだった、でもまだ飲めそうだった、今回40ccにしてみるかな、でもそれでも足りないかもしれないからむしろ50cc?」
人から「おっぱい出てる?」と聞かれるのも、つらかった。
悪気は無いのも分かるし、別に事実を答えればいい話なんだけど。
でも、よく「吸わせれば必ず出るから!」とか言われて、「母乳の方が良いのよ」スタンスで話をされたから、しんどくなった。良かれと思ってのアドバイスだと分かってても、責められてる気がした。必死に吸ってもらってるんだけどなぁ、、でもあんまり出ないんだよ、、
母乳信仰は押しつけられるとツライ。
ミルクじゃダメなの?
(これは、自分自身への問いかけでもあったんだなぁ・・)
もんもんとした気持ちを、例によって父ちゃんにメール等で(昼夜問わずw)送りつけていた。以下に少々抜粋をば。
-- 2010/11/17 <生後約1か月>
完全母乳神話(いやだな~この響き)がある。完全母乳を目指すつもりはないけど、不安。安易にミルクを足すな、とか。母乳が出なくなる、ミルクしか飲まなくなる、など。
要は大きくなれば良いんやし、足りないなら足していいやとは思うねん。でも足し加減が分からない。
退院の時、夜間は30~40足して寝てもろて、昼間はなるべくおっぱい吸わせて頑張りましょう、て助産師さんに言われた。それは「いずれおっぱいももっと出るから」てことみたいな感じやった。その場合もミルクは併用し続けるのかな?徐々に増やしつつ?
検診ではお医者さんは、間を開けることを重視してる感じやった。ちょい飲みちょい寝ではなく。そのために、リズムを作るために最初はミルクも足して、徐々に母乳が出てきたらミルク減らせば良い、て。
??混乱??
そか、母乳で足りてれば(体重増えてれば)、ミルク足さなくて良いけど、母乳があまり出なければ足す。ほしそうなら足す。でも満腹中枢が発達してないから飲み過ぎ注意?加減が難しい。
赤ちゃんの胃も大きくなって一度に飲める量が増えて、やっぱり必要な食事量は多くなるよね。
うむー。何より、気にしすぎがいけないと思う。
とりあえず体重測ってみよう。松田先生の本も見てみる。
----
・・途中で混乱してますね(苦笑)。
ミルクは夜中だけにしとくべきなのか、それとも、授乳間隔を開けるために昼間でも足すべきなのか。みたいな混乱だったと思う。
そして頼っていたのはこちら。
- 作者: 松田道雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
育児の百科、昔からの定番みたいですね。私は出産祝いに恩師に戴きました。
ほんっとーに、松田先生のスタンスには助けられたなぁ。新米の父ちゃん母ちゃん、ともに。
淡々と勘どころは押さえつつ、でも基本的には「何でも大丈夫なんだ」と肩の力が抜けて安心できる感覚。しかも笑えるw とにかくサバサバした感じ。新生児の頃は特に、辞書的に使ったりしてた。
んで、松田先生の「体重が増えていたらよしとする」スタンスに従い、10㏄単位の攻防(母ちゃんの中だけでの攻防w)を続けておりました。
なんかしんどかったな~。。どんとミルクを増やしてみてもいいのに、できなかった小心者。でもまぁ、あのときはあれしか出来なかった、とも思う。(正解/不正解ではなく)
母乳、あんまり出ないならずっと出ないままかと思いきや、たまに詰まることもある、やっかいな面も。。理不尽も感じたなぁ。
以下、変遷をご覧ください。(ざざっと抜粋)
----
2010/11/18 <生後約1か月>
夜中、ミルクも足してるし(初の80も)、ちょっと前までは夜中は3時間は寝てたのに、1時間とかしかもたない。
母乳後のミルク、80作って40しか飲まなかったり、せいぜい60まで(最後は寝ながら)、て感じ。
やのに1時間で起きるのは、まさにチョイ飲みチョイ寝?マイペースってこと?
1時間おきはかなりつらい。
2010/11/18
いつ起きるか、ひやひやしてる。あまり良くない心境。。
お願いやから長く寝といて!
お願いやから吸うときはもっと吸って!
2010/11/18
ひさびさに2時間寝てくれた。母ちゃんもかなり寝られたし、しっかりおっぱいも張った。やはり寝ないと張らない。
ミルクも足した(80ごくごくやった)けど、おっぱいもよく吸ってくれた。
2010/11/25
ほっといたらずっと泣いてる。よく鼻も詰まる。苦しそう。ほっとけなくなる。
でもおいらもほんまにヘロヘロやったら寝てしまうハズやから、実は大丈夫ってことかな?
2010/12/02 <生後約2か月>
逆がいい。夜中の方がおっぱい張るから、ミルクは無くてもいいことが多いのかも。夜中に起きだしてミルク作るの、寒いし眠いし面倒やし。
昼間は張らないし、ミルク足し気味で。
でもこうと決めることもない。そのときどきで、適当にやる。
2011/01/06 <生後約3か月>
保健師さんの新生児訪問。(体重の増加、問題なし)
2011/01/11
まさかのおっぱい祭り。右もずっとパンパンで、吸っても吸ってもおさまらない。
途中でちくびが外れたら、ぴゅー!て顔にめちゃかかってた。
左のしこり、まだあるけど、なんとかマシ。
今日はとにかくどんどん吸ってもらうよ。
2011/01/12
右、いわ、かちこち、じんわりしかでない
(せっかくロールケーキ一本食いをあきらめたのに)
2011/01/13 4:43
寝て、吸ってもらったら、マシになった。
四角くなってた右おっぱいがだいぶ丸に。まだ脇下の固いのは相変わらずある。病院は迷う。。
2011/01/13 6:56
前回、夜中に起きた時からさらに、マシになっている感じ。病院は様子をみようかなぁ
2011/01/13 11:23
新生児訪問の時にもらった名刺を頼りに、助産院に行ったら、自宅だった。
携帯に電話してみたら、出先で、今日の夜に来てくれると。
今はマシになったけど、ケアとかしこり出来た時の搾乳方法とか聞くわー
朝も吸ってもらったら、今は相当ましになった。右おっぱい、ちょこちょこしこりはあるけど、夜とは劇的に違う。今日もとにかく吸ってもらったよ。
2011/01/13 20:05
おっぱいケアしてもろた!ピューとつまりも取れた。脇もかなり楽に。あとはひたすら吸ってもらう。
2011/01/21
120ミルクあげてみた。ごくごく。よゆう。
2011/02/28 <生後約4か月>
左のおっぱい岩。いたいー。まだ寝てるので搾乳中。
2011/04/07 <生後約6か月>
なんかつらい。ばらばら感覚。
微熱。頭痛くて体あつい。リンパ腺いたい。薬のめず。葛根湯さがす。
----
この後も、なんだかんだと悲喜こもごもの日々が続くわけですが、
ミルクはほぼずっと、最後まで併用しておりました。
今にして思うと、ほんとどっちでもいい。なんでもいい。
母乳オンリーでも、ミルクオンリーでも、母乳&ミルク混合でも。
母乳・ミルクについて、超主観的(シロウト)なメリット/デメリットを挙げてみると。。
<オイラの感じた、母乳のメリット>
- 身一つで栄養をあげられる。
- 『添い乳(そいちち)』が出来て便利。母ちゃんも寝ながら授乳できる。(夜中に特に重要)
- 外出時の荷物が軽い(ミルク関連の荷物が無いので)。必要なのは授乳ケープくらいかな。
- 母ちゃんが食べまくれる。(腹が減りまくるのでしょっちゅう食べている。常に食べている。もりもり食べている)
<オイラの感じた、母乳のデメリット>
- 栄養が偏らないように母ちゃんの食事に注意が必要。
- 母ちゃん以外の人が対応できない。(搾乳という手はあるが)
- アルコール禁止。
- 薬が飲めない。冬場は特に風邪をひかないようにとヒヤヒヤ。。(授乳中でも飲める薬もあるようですが)
<オイラの感じた、ミルクのメリット>
- 栄養が調整されていて安心。
- 量が把握できる。
- 腹持ちがいいので授乳間隔をあけやすい。
- 人に預けられる。
- 父ちゃんも対応できて嬉しそう。
<オイラの感じた、ミルクのデメリット>
- 準備が必要。「はら減ったー!」泣きから準備しているとタイムラグが発生する。
- 片付けが必要。特に哺乳瓶の消毒が面倒。(うちは鍋で煮沸派でしたが、電子レンジでチンとか薬液に浸けるとかもアリ)
- 荷物が増える。哺乳瓶、粉ミルク、スプーン、お湯(お湯は行った先でもらうことが多かったけど)などなど。
- ミルク代がかかる。
たまたま母乳が出たら、添い乳できたり荷物が少なかったりでラッキー、
ミルクだったら、量の調整がしやすかったり人に預けられたりで便利、
みたいな感じで、フタをあけてみてのおたのしみ、くらいなイメージはどうかな。
スキンシップとか親子の交流とかは、どれであっても取れると思う。
母ちゃんの精神状態が安定しているのがイチバンだと感じる。
自信を持って、その時々のスタイルでやっていけばいいと思う。
正解も不正解も無い。状況に応じて変化しても構わない。
体重の増減とか、チェックした方がいいことはあるけど、そこは専門家に相談しつつ、基本的にはどっしりとゆったりとやっていけばいいと思う。
ちゃんと赤ちゃんも成長していくから、母乳であれミルクであれ、徐々に上手に吸えるようになるし、 きっと相乗効果でペースが作られていくと思う。
そう信じて、ドタバタしつつも、赤ちゃんとの生活を楽しめたらいいんじゃないかな~。
もっと気楽に、肩の力を抜いて、と伝えたい。あの頃の私に。
いま悩んでいるかもしれない、これからを不安に思っているかもしれない、
あの頃の私みたいな人(そんな神経質な小心者はイナイかもですがw)にも伝えたい。
だいじょぶだよ~(^-^)/
長文&乱文をお読みいただいた方、ありがとうございます!
次回は卒乳編です!(まさかの続き物・・笑)
よろしければ、次回もお付き合いいただければ幸いです☆